沖縄宮古島のパーントゥというお祭りをご存知ですか?
3月のANAの機内誌「翼の王国」を読んで、「千と千尋の神隠し」に出てくるカオナシみたいだわ〜〜!!。めちゃくちゃ興味津々
パーントゥがやってきた
やってきた。宮古島島尻地区。
島尻購買書の前で待つことにした。
ドキドキドキドキ・・・。
なんか緊張する(笑)
キタ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
怖くはないと思っていたけれど、やっぱり怖い!!
パーントゥとはどんなお祭りか
パーントゥに泥を塗られると1年間無病息災なのだとか。
無病息災を願う親は子供をパーントゥに差し出します。
子供はパニック!
逃げよう!!って必死になって親の服を引っ張るのに親はニコニコ。
泣き叫ぶ子供。
「去来神」と「常世」
「来訪神」とは、期日を定めて集落や家々に訪れ来る神である。日本人の神信仰からいえば、「来訪神」は「去来神」の一つの姿である。「去来神」は、祭りが行われる日に神々の世界から人間界に訪れ、祭りが終わると神々の世界に帰っていく。
お盆に迎え火を炊いて迎える先祖や、正月に門松を飾って招き入れる歳神は「招来神」と呼び、姿かたちが無い。一方、神々が自ら訪ね来る「来訪神」は、目に見えるかたちで現れる実体的な存在である。
「来訪神」の仮面・仮装は、いうまでもなく日本人が考える神のイメージであり、笠や蓑を着けるのは遠方から旅をして訪れ来る姿、鬼などの面は神としての異形性―人間とは異なる存在の表現である。
「来訪神」も「招来神」も、『万葉集』など日本の古典にある言葉でいえば「常世」から訪れ来ると考えられていた。「常世」は、海の彼方にあるとか、山に、または森の中に、さらには天にあるなど、その場所はいくつもが想定され、一方ではこの場所は、死者の霊魂が行き着く他界でもあった。
最後に「来訪神」について2点付け加えておくと、民俗学・国文学者であり、歌人でもあった折口信夫(1887-1953、歌人としての号は釋迢空)は、来訪神を「まれびと」と名付け、「まれびと」が発する呪詞・寿詞が後に文学に、その動作が芸能へと昇華するという壮大な文化理論を提示している。
また、オーストリアのミッテルドルフには12月5日に出現するクランプス、スイスのウルネシュ村の大晦日のクロイセ、中国南部の広西壮族自治区には春節にやってくるマンガオという神が伝えられている。仮想・仮面の神々は、日本に限らず、実は、世界各地に見ることができるのである。
下記より引用⬇️
ユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」
- 「甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)」
- 「男鹿のナマハゲ(秋田県男鹿市)」
- 「能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)」
- 「宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)」
- 「遊佐の小正月行事(山形県遊佐町)」
- 「米川の水かぶり(宮城県登米市)」
- 「見島のカセドリ(佐賀県佐賀市)」
- 「吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)」
- 「薩摩硫黄島のメンドン(鹿児島県三島村)」
- 「悪石島のボゼ(鹿児島県十島村)」
2018年にユネスコの無形文化遺産に登録されたのが上記10件。
妖怪、バケモノ、来訪神
来訪神というけれど、パーントゥという名前はバケモノや妖怪のことらしい。
なるほど、想像する神様とは縁遠い。
でも神様なのです。
ンマリガーの泥を思いっきり塗りたくって、どろどろ・・・。
ンマリガー(うまれ井戸)の「ガー」は井戸のことだって。「んまり」は生まれが訛ってるのかな?
泥の味
結構後ろの方からチラ見していたので泥の洗礼は受けないかな・・・って思って油断。
道路の縁式に腰掛けて、スマホで写していたら突然追いかけられた!!
すごい恐怖!!
体が勝手に動いて逃げた・・・が、捕まった。
顔にべったり〜〜(・・;)
口の中にも入って硫黄みたいな変な匂いと変な味(;_;)
服装
私がいただいた「神の手」(笑)記念に部屋の壁に飾ることにしました♪
汚れても良い服を!!
服が汚れるのが嫌な人は100均のカッパなども良いかも。
45リッターのゴミ袋をかぶってる人もいた。
カメラなども防御が必要
白っぽい服の方が泥がついたのが目立つので、なんども襲われることがないと思う。
よごれてない人を狙ってくるから、くらい色だと夜になるとわかりにくく、なんども襲撃される可能性大です。
今回追いかけられて逃げた時にビーサンの鼻緒が取れた〜〜。
ダイソーの200円の安物だったのでこれはいいんだけれど、海中公園でアート島ぞうり売ってたの記念に買いました♪
島ぞうりは沖縄ならどこででも500円前後で手に入るものなんだけど、アートだからね♪
2500円はちょっと高いけど奮発しました。
駐車場
5時少し前に到着・・駐車場があるのかな?と思っていたら、すでにすごい。
ずらーーーーっと路駐
「わ」ナンバーがいっぱい。
6時をすぎると集落の周りの道路が路駐だらけです。
暗くなっても増え続けて、私の帰り道は車が溢れて片道通行と化していました(^_^;)
少し早めだとわりと近くに路上駐車できます。
お巡りさんとパトカーがいるけれど、黙認状態です。
データ
【開催日時】
島尻地区:旧暦9月上旬の2晩 17時~20時
(※開催時期は直前まで公表されない)
【開催地】
宮古島市平良島尻地区
【問い合わせ】
宮古島観光協会
TEL:0980-73-1881
直前まで公表されないので飛行機の手配が難しいです・・・。
今回はこの辺り?と思うところで2週連続飛行機を予約しました。
1回目の宮古島旅にゲストハウスで情報収集。ゲストハウスオーナーが友人に日程を聞いてくれて
「今週の4日と5日」と電話をいただいので、10月5日から10月6日で予定していた宮古島旅を10月4日出発に変更。
こんな時のために株主優待を使って、よかった。プレミアムエコノミー席も空席残1。
ラッキー♪
(プレミアムエコノミーでないとプレミアムポイントが稼げないから今年のSFCの計画が狂う)
そういうわけで、とっても旅計画を立てにくいです。
後書
今年3月、全日空の機内の「翼の王国」に掲載されていた宮古島 「パーントゥがやって来た」
という記事を読んで、この不思議な仮面の神様がなぜかずっと気がかりだった。
宮古島に行こう♪と調べてみたら日程は直近にしか公表されていないらしい。
それも、観光客がクレームをつけるからだとか。
なんだそれ?観光に来たんだよね・・
わかっていれば、「有難や〜〜〜」となってのもクレームにはならんでしょ?って思うんですけどね。
おまわりさんだろうが、パトカーだろうが関係なしなのに観光客を別にするわけない。
宮古島、島尻地区の住民いとっては大事な伝統行事、ずっと続けられるように行く人はそれなりの覚悟で行きましょう♪
観光客だからってなんの区別もしないなんて最高♪
みんな一緒に泥んこになって無病息災、厄除け 最高♪
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